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特集:インターナショナルデザインコンペティション グランプリ作品

nextmaruni インターナショナルデザインコンペティション  グランプリ作品特集

nextmaruni プロジェクトでは2004年から2006年の3年間、毎年コンペティションを行ない、グランプリ受賞作品を商品化してきました。審査員も深澤 直人(2004)、Jasper Morrison(2005)、Alberto Meda(2006)と、そうそうたるデザイナーが担当。
応募作品には、木の特徴を活かし、nextmaruniのテーマでもある「日本の美意識との対話」を踏まえた、使い心地の良い椅子であることが求められます。そうして選ばれたのが「2004年 テーマ:木製小椅子 Sean Yoo」、「2005年 テーマ:木製アームチェア o-d-a/Jutamas Buranajade+Piti Amraranga」、そして「2006年 テーマ:ラウンジチェアとそのためのテーブル 隅井 徹」の3組でした。
今回は、コンペティション グランプリ特集として、各受賞者のコメントと共に、心を込めてデザインされた、作品でもあり愛すべき家具をご紹介します。

2004年グランプリ Sean Yoo アームレスチェア「JOIN」

「この木製小椅子“JOIN”のデザインにあたりまして、私が念頭に置いたものは“MA”即ち、“詳細部全体の外観によって作り出されるところの総合的な調和”というものです。一つの小さな椅子の中に総合的調和感、それによって作り出されるやすらぎの感覚を作り出したかったのです。何らかの完全性や何か一つの強烈な要素に支配されることのない椅子のデザインというものができるのであろうか?細部のそれぞれのパーツが優雅な調和をもった椅子のデザインというものは?この“JOIN”はこういった問いかけに何らかの答えを提示するものだと考えています。
さらに、大切なことは、この“JOIN”という作品によって、私が賞賛している日本のデザインに息づく美意識、即ち、協調性、和、共存性の中に見出される美というものの一端を具象化することができたのではと考えております。」
(受賞コメントより一部抜粋)

サイズ W430 × D530 × H775 / SH 450 mm Weight 5.5kg
素材 ブナ材 + 牛皮革 / ウレタン樹脂塗装 / ナチュラルホワイト色
身長160cmの女性 身長180cmの男性

ブナ材の木肌の美しさとその形状から、どこか柔らかな印象を与えてくれるアームレスチェアです。
背の部分には微妙なカーブがついており、椅子を動かす時にも手が掛け易く、 また、するりと床を滑るため、絨毯などを使用しているお部屋にも最適です。
2008年には、より良い座り心地を考え、仕様変更も行なっています。背の角度が従来よりも僅かに傾き、座る人の背をより優しく支えてくれます。

2005年グランプリ
o-d-a/Jutamas Buranajade+Piti Amraranga アームチェア
「TASTE OF TEA」

「日本の美意識とは、自然が自発的に余分な装飾を排除した環境と融和して行くことに対する敬意を示していると思います。この考え方は、一見普通に見えるような、デザインを施してないようなディテールの簡素さや美しさに重要な意味を与えているようにも思います。
コンセプトに従い、我々はフォルムづくりにおいて“必然性”を考えました。必要な要素だけを残すことによって、 我々のアームチェア“Taste of Tea”のかたちができました。はじめ我々は、椅子がどのように見えるべきかを言うことさえできませんでした。そうして、融和と調和を選択する事だけにする。という結論に至りました。」
(受賞コメントより一部抜粋)

サイズ W550 × D596 × H752 / SH 420 mm Weight 11.0kg
素材 ナラ材 / ウレタン樹脂塗装 / ナチュラルクリア色
身長160cmの女性 身長180cmの男性

ナラ材の力強さと、素朴な魅力を引き出したごくごくシンプルなアームチェアです。
やや重さはありますが、自分だけの定位置に置き、ゆったりと腰を下ろして、本を読んだり、庭を眺めたくなるような、安心感を与えてくれます。また、お気に入りのクッションなどを合わせてもテキスタイルが映え、より寛ぎ感が増しておすすめです。

2006年グランプリ Tetsu Sumii ラウンジチェア「TS22」

「このラウンジチェアはリラックスするための道具として、機能と構造を自然に必然的な成り立ちを組み合わせることによって出来上がりました。結果として特に装飾的な施しを行わずに見た目の派手さやディテールが主張されることの無いフォルムが生まれたと思っています。」
(受賞コメントより一部抜粋)

サイズ W630 × D724 × H720 / SH 315 mm Weight 6.0kg
素材 ナラ材 / ウレタン樹脂塗装 / ナチュラルクリア色
身長160cmの女性 身長180cmの男性

ゆったりと深く、座る人を受け止めてくれるラウンジチェアです。ナラ材の力強さが安心感を、そしてしなやかさが包み込んでくるような優しさを感じさせてくれます。
背と座の緩やかなカーブが、見た目の美しさだけではなく、適度に人の身体に沿い、座り心地の良さを生んでいます。

バリエーション

Sean Yoo

アームレスチェア ナチュラルホワイト (2005) アームレスチェア
ナチュラルホワイト (2005)
アームレスチェア コーヒーブラウン (2005) アームレスチェア
コーヒーブラウン (2005)
アームレスチェア (影シリーズ) アームレスチェア
(影シリーズ)
アームレスチェア シルバーミニチュア (2005) アームレスチェア
シルバーミニチュア (2005)

デザイナープロフィール

ショーン・ユー / Sean Yoo

ショーン・ユー

nextmaruni/2004年コンペティショングランプリ受賞者。

デザイナー。1968年アメリカ生まれ、ロスアンゼルス育ち。
カリフォルニア州立ポリテクニック(工芸)大学にて都市計画を学ぶ。卒業後、南カリフォルニアにて都市計画の仕事を始めるが、数年の後、デザインの分野への方向転換を決める。
インダストリアルデザインを学ぶ為、学校に入り直し、2000年にカリフォルニア州パサデナのアートセンタ−カレッジオブデザインを卒業。
卒業後には、パサデナにある Round Three design studioで経験を積み、2001年にはAngela Tarascoと共に、自らのデザインスタジオ、Apt 5 Designを立ち上げる。
彼の作品は多くのメジャーなデザイン誌に取り上げられ、2003年、2004のInternational Design Yearbookにも掲載された。
2002年にはミラノサローネ、Concorso Young and Design 2002にて初めての展示を行う。他、家具デザインに置いては、多数の賞を受賞。
現在、イタリア マテーラ在住。Frighetto Industrie, Jongform and Calia Italia等と仕事をしている。

*2004年コンペティションの詳細はインターナショナルデザインコンペティションのページにてご確認いただけます。

ジュタマット・ブーラナジェイド+ピティ・アムラロング/o.d.a.

ジュタマット・ブーラナジェイド+ピティ・アムラロング/o.d.a.

HP : www.o-d-a.net

nextmaruni/2005年コンペティショングランプリ受賞者。

o-d-aとはジュタマット・ブーラナジェイドとピティ・アムラロングの二人から成り立つデザイングループである。両者とも1980年、タイ国バンコク生まれ。 ジュタマットはシラパコーン大学のプロダクトデザイン科を卒業。ピティは同大学のヴィジュアルコミュニケーションアート科を卒業。

o-d-aは「東京デザイナーズブロック2003」の10作品に選ばれる。2007年にシラパコーン大学の装飾芸術学部より「Emerging Awards」を、同年のPromosedia International Design Competitionでは「Honourable Mentions」を表彰される。また2007年のDesign Miamiで「FRAGILES」展に参加する。

*2005年コンペティションの詳細はインターナショナルデザインコンペティションのページにてご確認いただけます。

すみい てつ

nextmaruni/2006年コンペティショングランプリ受賞者。

1971年 : 東京生まれ
1994年 : 武蔵野美術大学卒業
2006年 : 現在デザイナーとして活動

*2006年コンペティションの詳細はインターナショナルデザインコンペティションのページにてご確認いただけます。

すみい てつ / Tetsu Sumii
 
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