ナラは豊かな森を作り、欧米でも古くから家具や建築材、 さらには船材やワインなどの樽材として幅広く用いられてきました。 イギリスでは王室の紋章としても使われており、 キングオブフォレスト(森の王)と称せられ、 剛健、長寿の象徴とされています。 ナラ材の一番の特徴は、温かみのある素材感です。 板目に木取ると力強い木目が出て頼もしく、 柾目に木取ると全く逆の繊細で優しい表情を見せます。 さらに柾目の場合、特有の幅広の放射組織が虎斑(とらふ)と 呼ばれる独特の模様を作り出します。
メープル類の内、より重硬なものをハードメープルと呼び、ソフトメープルと区別しています。カナダの東部及びアメリカの中西部、北東部などを中心にして分布する北米材で、メープルシロップを採取する代表的な木です。心材はやや赤みがかった褐色、辺材はややピンクがかった白色です。重くて硬く、衝撃にも強い木材です。 体育館の床やボーリングのレーンやピン、また、スキーの板材としても利用されています。
ブナはヨーロッパや北アメリカなど世界中に存在し、 ヨーロッパでは「森の王」と称せられたナラ(オーク)に対し 「森の女王」と呼ばれ、古くから尊ばれてきました。 辺材は透明感のあるうすいピンク色、芯材はやや赤みがかった褐色で、 木質が硬く強度があります。しかも弾力性に富み、曲げに適しているため、 曲木椅子や成型合板用の材料として使用され、さらに漆器の素地材や工具の柄、 木のオモチャなど様々な用途にも使用されています。
ソロモンマホガニーはニューギニアからソロモン諸島、インドネシアなど熱帯地域に広く分布している樹木で高さ30〜40m、直径70〜80cmにもなる広葉樹です。 材は淡くピンクがかった褐色で、南洋材としては比較的きめが細かく、「ハガネの木」と呼ばれるほど強靭で耐久性があります。